おにいやんの梅雨時徒然日記

W杯と1週間

いよいよ明日はW杯決勝!!
長い1ヶ月の死闘に終止符が打たれる。
組み合わせはフランス対イタリア。
共にDF力の強いチーム。
得点が入り乱れるとは思えない。
準決勝同様に拮抗した試合内容になると思われる。



さてこの試合のもうひとつの見所というと
やはりフランスの至宝こと、ジダンの引退である。
彼はこのW杯を最後に現役引退を宣言している。
要するに明日は彼の引退試合である。
オイラたちサッカー小僧からすると彼はまさに神である。
技術的には勿論、それ以上に人間的に非常に素晴らしい。
今回フランス代表が決勝まで来れた理由に
彼の引退があると言っても過言ではない。
とにもかくにも明日が楽しみで仕方がない。



引退といえばもう一人。
中田英寿
ヒデ。
29歳で引退かぁ。。。
なんだかなぁ。。。
勿体無い気がするけれど、
引き際って絶対にあると思うし、
そういう意味では、立派だと思う。
思えば、日本が敗れたあの日の試合後、
ピッチに寝転ぶ中田をオイラは何とも言えない気持ちで見守った。
オイラも夢見たW杯の芝の上。
彼は大きく期待を裏切ってしまったことを悔やんでいたのだろうか?
それとも自分の今いるそのポジションを大いに噛み締めていたのだろうか?
走馬灯の様に流れる過去から現在への思い。
高校三年生の選手権の京都予選。
ベスト8まで残ったオイラの高校。
相手は優勝候補洛北高校
名声、実力共に遥かに上。
開始早々、右サイドバックの選手がファールを犯し、
レッドカードで一発退場。
一人少なくなったおかげで形勢は更に悪くなり、ほぼ絶望的だった。
後半開始早々に一点を取られ、尚も防戦一方だった。
それでも、運と気合で後半ロスタイムまで0−1で猛攻を凌いだあげく、
残り1分で奇跡的に追いついた。
奇跡以外の何物でもない。
偶然上げたセンターリングが風に流れてゴールに吸い込まれたからだ。
まさに神風。
こうなると延長戦を耐え凌ぐのはそれほど困難なことではなく(実際しんどかったけど)
PK戦にもつれ込んだ。
まさに奇跡。
しかし、奇跡は残酷な結末にオイラたちを導いた。
この大会、中心選手だった2名の功労者がPKを外してしまったのだ。
結果は2−4。
本当に残念だった。
ちなみその年はそのままの勢いで洛北高校が優勝し、全国大会へと駒を進めた。
あのPK戦の後、オイラも彼のようにグラウンドに寝転んだ。
色んなことを思い出した。
苦しいこと、悲しいこと、面白かったこと。
先輩や後輩、先生や父兄の方々。
支えてくれた人たちみんな。
悔しさもあるのだが、それ以上にやりとげた充実感。
朝から筋トレをし、昼も夜も休みの日もボールを蹴った。
ただ無心に蹴った。
そして素直に無心になれた。



ヒデが何を思い、ピッチで黄昏ていたかは分からないが、
絶対に無心にボールを追いかけていた自分を思い出したに違いないと思う。
それはきっと一時的だが頂に立ったときに初めて見える原点の無心さにおける尊さに気づくのだと思う。



無心で何かを行う。
それは運動に限ったことでは決してない。
ただ言えることは、無心で何かに打ち込むことができる人は
人生という存在をただの連続した時間の存在から、
より実り多い精神の活動へと変換できるということ。
若いということは、それだけで無条件にそういう状態を自分のモノに出来ると思う。
そして三十路と呼ばれているおにいやんも
何歳になろうと無心で青春を謳歌したいと未だに思っているのだった。
え?何?無理だって???
こらこら、やるよ、オイラは。
今日は今からフットサル。
今年こそは去年の雪辱を晴らしてみせる。
しかし、その前に体を絞らないと・・・・・。(汗


ぶらぶら・・・。

印象派と西洋絵画の巨匠たち展』に
行ってきました。
ミレー、モネ、ピカソルノワールユトリロなど著名な作家から
近代のアンディー・ウォホールや、キリコ、シャガールに至るまでの近代美術まで
幅広く展示されていました。
東京の富士美術館の協賛らしいですが、
オイラ的にはユトリロが一番よかったなぁ。
お薦めです。
たしか割引券をPCでプリントアウト出来たような気がします。
来週一杯やってるようです。
お暇な方は是非。



さて暇なおにいやんはあまりに暇だったので三条のイノダコーヒーで一服した後、
清水まで歩きました。
ぶらぶらと一年坂、二年坂、三年坂(産寧坂)、そして清水寺
大して意味は無いのですが、なんとなくぶらり。
でも、結構疲れた。ってか坂が多いよ。




帰りは岩倉までバスでゆらゆら。
伊坂さんの「重力ピエロ」を読了。
面白かったなぁ。

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

帰ってお風呂に入って麦酒を飲んでおやすみドロンでした。
たまにはこんな日もいいな。
今度は嵐山にでも行ってみよう。