恩師

出来事

今日は、同志社京田辺校地にて、フットサルの練習。
ってか、遠いょお〜!!
よく覚えてないけど2回くらい乗り換えをした。
新田辺で下車して、バス。
一応バスの時間を調べたら、あと20分位来ない。
ため息をつきながら、ベンチにこしかけていると・・・。
「おい、おまえ、もしかして・・・。」
は??「おまえ」って・・・オイラの事??
「太りすぎてて誰か分からんかったわ。」
見れば良い歳のおっさん風情の男性がオイラに話しかけてるように見える。
とりあえずオイラの記憶のハードディスクをフル回転させてみる。
ウィーン、ムムム・・・・ピンポン!!該当者一名。。。。
な、なんと・・・
「チョコチィッ!!」
と言ってしまい深く後悔。。。
「誰がチョコチじゃ!!」
怒られた。
そう彼は高校の世界史の先生、しかも2年生の時の担任。。。
顔中にホクロが大暴れしていたので、生徒からはチョコチップと呼ばれていた。
ちなみにオイラは2年生の時に馬乗りになられてぶん殴られた事がある。
あの時はチョコチも元気やった。
「おまえ、何をしてるんや!!また悪戯か!?」
「何を言うてるんですか!?もうオイラもエエ歳ですよ!!」
「なんや、ほな留年かぁ??情けない。。。昔から・・・」
「ちょ、ちょっと、待ってくださいよ。。。幾らなんでも卒業しましたよ!」
「ほんまか!?ほなやっぱりいらんことしにきたんやろ!!」
「なんでそうなるかなぁ・・・。もう改心しましたよ。」
「ま、なんでもええわ。どうせ時間あるんやろ。ちょっと付き合え!」
「いや、それが、今から大学で練習あるんですよ。」
「は?おまえ、相変わらず嘘が下手やなぁ。どないして怪我して練習できんねん!」
「いやいや、ホンマですよ!!」
「何でもええわい、とにかく着いて来い!!」
「いや、だから先生・・・・先生っ!!」
もはや聞いてない。
スタスタと歩いていく先生に渋々着いて行った。
それから
2時間。
みっちり昔話に話に華を咲かせた。
馬乗り事件の誤解も解いた。
あれは、ほんまにアクシデントやったんや。
とはいえ、練習は14時からで、既に16時。
申し訳ないけれど、お別れを告げて店を後にした。
駅前を行きかう人々は二時間前とさほど変化は無い。
けれど何故か網膜に入り込む景色がどこか清々しくて、
駅の階段を若者に負けずと上っていく恩師の後姿に大きくお辞儀した。
せんせい、オイラにとって、本当に素敵なせんせいでしたよ!!
有難うございます。。。

今日のお薦め

以蔵。。。
人斬り以蔵なんて呼び名が相応しくないのは、読めば分かるが、
あえて、それを題名にした司馬遼太郎の心意気が素敵だ。

人斬り以蔵 (新潮文庫)

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