あらあら気づけばこんなに日が経ってたょ。。。

ロンバケ

あれよ、あれよと日が進み、
気づけば秋。
あらあら、サボり過ぎた。
書くことが無かったわけではなくて、
寧ろありすぎて、
書いている暇が無かった。
しかも、訳あってPCが動かないので、
ひたすらオフライン。
かなりアナログな生活をしてました。


何から話をしようかなぁ。。。
まぁ、とりあえず、静岡の実家に帰省しました。
当初の予定では、高知県にて
一族郎党と出会う予定だったのですが、
台風到来のニュースに怯え、
急遽、行き先を静岡の実家に変更しました。
結果:台風静岡県直撃!!
全く意味がありませんでした。
何だよ、静岡に行くんだったらそう言えよ!!
見事なまでに
風速37メートルを実感してもうたやん!!
凄い風やった!!あれぞ暴風!!
でも、ニューオリンズのハリケーン
聞けば風速70メートルだとか。。。
それって一体…恐ろしい。
やはり自然って怖い。


さて、そんな台風が来たとはいえ、
折角東海地方に来たのだから、
満喫しなければ。
今や名古屋は万博フィーバー中。
通常ならば、皆さん万博に行くのでしょうが、
オイラは本当に人込みが大っ嫌い。
よってそんなトコロに近づく訳が無い。
ってなわけで、オイラが言ったのは
豊田市美術館
あの車で有名な豊田市です。
車でおおよそ40分くらい。
しかし何で豊田市美術館かと思われると思いますが、
実はここで、
『Nature&Art Gaudi Miro Dali』展なるものが
開催されているのです。
勿論、2005年愛知万博記念です。
実は、万博も然ることながら、
その周辺都市も万博に協賛して
様々な催し物を行っていて、
愛知県内は今、非常にHOTな訳なんです。
その他にもゴッホ展も行われてますし、
ミュシャ展もあります。
絵画好きな方は今がまさにチャンス!!
さて、話を戻して先ほどの展覧会。
良かったです!!!
オイラは個人的にはガウディが大好きなのですが、
今回は、正直ダリが一番良かったです。
ミロはちょいと難しくて理解が出来ませんでしたが、
きっとそれはオイラが抽象画を知らないだけだと思います。
三人ともスペイン人で、
シュルレアリズムを代表する画家と建築家。
正直美術関係にはあまり詳しくないのですが、
今回目にして思ったのが、
シュルレアリズムというものの捉え方。
元来、オイラの中では超現実、
もしくは非合理性という様なテーマで
この事象を捉えていたのですが、
実は、それは、
より深く自然的な存在を目指していたことに
気がつきました。
スペインの肥沃的な大地と熱い地中海や大西洋。
この表現方法は間違いなく日本人には真似できない、
そんな風土的な特徴がオイラには強く感じられました。
併設してあったヤノベケンジ展も良かった。
まさに夢のキンダーガルテン
お暇な方はネットにてググって下さい。
さて、その次。
行かない訳には行きませんよ!!
ゴッホ展。
人混みが嫌いとは言え、
これは見逃せないでしょ。
多分、大阪にて観た
フェルメール展以来の覚悟を決めて行きました。
ちなみオイラは画家の中ではゴッホがかなり好き。
ボッティチェッリも好きだし、
ドラクロワも凄いと思うけれど、
ゴッホの絵は、部屋に飾りたくなるくらい好き。
(実際絵葉書を飾っているのですが…)
結果:良かったぁ!!
人込みに負けず、気合で観ましたょ。
オイラは初期や盛んに運動を行ってる頃のゴッホの作品より、
晩年の精神病院での作品の方が好きで、
通説では晩年の作品は気がおかしくなって
孤独と悲しみに満ちた絵と思われているそうですが、
オイラにはそうは思えず、
何処か、とても穏やかで静かな感じがしました。
それは決して悲しみとかではなくて、
何処かもっと悟りに近いモノ。
「糸杉と星の見える道」などは、
かなり長い間観てしまいました。
勿論オイラの部屋に飾ってある絵葉書は
コレなんですけどね。
本当に良かった。満足!!
でもって帰りの車の中で、
司馬遼太郎の言葉を思い出しました。


『人は、その才覚や技能という
 ほんのわずかな突起物に引きずられて、
 思わぬ世間歩きをさせられてしまう。』


才覚。英語ならGifts。
本当はとても自然的な人々が
社会という狂ったモノに惑わされている
現代人に才覚として
映っているのかもしれないような気がしました。

読書

沢山読みました。
其のうちの幾つか。
三四郎

三四郎 (新潮文庫)

三四郎 (新潮文庫)

そういえば、サラッと読んだきり、
しっかり読んでないなぁと思い、
あらためて、漱石先生を。
印象に残った箇所が一つ。


「亡びるね。」


電車の中で会った男が
すまして言った言葉。
最近のニュースなどを見てると
まんざらじゃないような気がしてきます。


さて、次。
有栖川有栖の「マジックミラー」
マジックミラー (講談社文庫)

マジックミラー (講談社文庫)

なんと我が母校の先輩とは知りませんでした。
しかも、オイラは昨年まで
殆どミステリーという類の本を読まなかったので、
今回が初めてです。
で、感想。
読みやすい一冊でした。
人が死んだりもしますが(ミステリーだから仕方が無い
それほどグロ描写がなく、
最後もナルホドと思うような展開。
満足の一冊でした。
兼ねてより思うけれど、
やはりミステリー小説家って凄い!!
なんていうか、丁寧。
オイラが万が一小説を書けって命令されても
絶対にこの類は書けない。
毎度毎度恐れ入ります。


さて次。
バカの壁
バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

あまりに暇な電車の旅に駅のキオスクで購入。
ナルホドの連続。
彼は脳外科のエキスパートですが、
同時に立派に哲学者だと思います。
以前に唯脳論を読んだ時にも思ったのですが、
この人は本当に凄い!!
立花隆よりも遥かに凄いと思う。
博識というよりは、思考が深い。
人間の意識の深淵を常に探っているような気がする。
バカの壁。オイラにしっかりと立ちはだかっていまする。


さらに次。
バルセロナ秘数3」
バルセロナ、秘数3

バルセロナ、秘数3

これも本当に面白かった。
紀行文です。
読みやすいし、読み終えたら
絶対にバルセロナに行きたくなります。
著者の中沢さんもオイラの中では
かなり知者に思えてなりません。
依然読んだチベット死者の書も興味深かった。
お暇な時に是非読んで見てください。

今日のお薦め

オイラも男兄弟しかいないので、
非常にこの作品がしっくりきます。
ブラピがかっこいいだけではなく、
ストーリーが良いです!!是非。