ちょいと数学。。。
全ての数学はギリシャにさかのぼる
カント曰く
『ギリシア人であることは、知ること、すなわち、物質の原初の実体を知り、数の意味を知り、一つの合理的な全体としての世界を知ること、それらに努めることであった。』
これが一体どういう意味であるか?
正直オイラにも偉そうに言えるほどの知識があるわけでは無い。
けれど自分の理解している範囲で
少しでも説明して皆さんの見聞が広がれば之幸いかと。。。
間違いなく上記のコトバが数学の誕生に深く関わっていることは、
雰囲気だけでも分かり得ると思う。
何故に数学はギリシアで発祥したと言われるのか?
今回はそこに触れたい。
多分、どの文献を読んでも
現代数学のどんな概念も、
その流れをさかのぼると、
起源をギリシアに求めることができると
記されているはずである。
しかし、もしそうだとすると、
普通に考えて少々面白いことになる。
ギリシアの時代を数学の発祥に関して言えば
おおよそ紀元前600年の話である。
じゃあ、かの有名なエジプト文明の象徴とされる
ピラミッドはどうなるか??
一応エジプト文明の時代は紀元前2500年くらい前。
ギリシアの数学よりも1900年位前の話。
ちなみに今が西暦2005年だから、
1900年という時間がどれ程長いか想像は容易だと言える。*1
あれれ???おかしくない??
ピラミッドは数学無しで建設されたの??
測定されずに建設されたの??
ふふふ。
んなわけは無い。
測定の技術を持たずして
あれだけの建造物を作ることは不可能。
ってことは測定という数を扱う技術を持っていたのならば、
数学は寧ろエジプトから始まったというべき。
測定には少なからず四則演算、幾何学の技術が必要だから。
じゃあカントは大袈裟どころか嘘つき??
この答えは勿論NOです。
では、ピラミッドを建築した測定による数の技術と
ギリシアで扱われた数学と言われる技術では何が違うのでしょうか??
よし、今回はここまで!!
また続きは今度。
興味のある方はまた考えてみてください。
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